【9月13日「TENKAICHI 77」公式試合結果】第9試合 メインイベント (2015/09/14)
ダニロ・ザノリニ(HEATミドル級王者、RISEウェルター級王者)の強力推薦を受けて
TENKAICHI初参戦となったトム・サントスは、ザノリニが
「(自分と比べて)今でそんなに変わらないくらい強いよ」と言ってのけたが、
それがリップサービスではなかったと思い知らされる力を第1ラウンドに発揮した。

廣虎より明らかにスピーディで獰猛。
余程タフネスに自信があるのかグイグイと前に出て下がることをしない。
ローキックとボディーブローが特に重く、
廣虎は何度か表情を歪め、サントスが不敵な分、弱気にさえ見えた。

そんな不安を抱えながらの第2ラウンド。
地元の英雄、廣虎の応援団の声が響くがどこか不安げな気さえした刹那、
量を増して突進してきたサントスに鮮やかな廣虎の右ストレートがカウンターで突き刺さり、
膝や背骨がなくなったかのようにブラジリアンがダウン。
これはあまりにも痛烈。
それまでの重い空気が逆転して場内は爆発的な勢いで温度が上がる。
サントスは立ち上がりカウント8でファイティングポーズ。
だが、身体ユラユラと揺れており、数分前までギラギラと光っていた眼光も虚ろ。

そこで廣虎は、試合再開後、躊躇なく細かなフック、アッパーを冷静に交えたコンビネーションを繰り出し、
ガードの上からでも構わずに効かせるようなスイングを織り交ぜて追い込む。


この連撃に耐えきれず倒れたサントスは、それでも気丈に先のダウンよりも早く立ち上がって見せるが、
視線や身体の弛緩の弱さを認知したレフェリーは試合終了を宣言し、
今年5月31日、あまりにも悔しいWPMF世界タイトルマッチの敗北以来、
大復活を遂げた結果のKO勝利を手に入れた。


その直後のマイクで廣虎は、
「もう勝てないんじゃないかと思っていた」と涙ながらに告白し、
「次の試合を最後位にしたい」「世界チャンピオンになりたい」
とメインイベンター故の一見矛盾した希望を口にして、
満場の拍手を浴びた。

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イベント名:TENKAICHI 77
主催:株式会社TENKAICHIプロモーション
会場:コザ・ミュージックタウン音市場
日時:2015年9月13日(日)
認定:JAPAN KICKBOXING INNOVATION

◎KOまたはTKO、TO勝ち
○判定勝ち
×負け
△引き分け
■ノーコンテスト

第9試合 メインイベント ミドル級(72.6kg) 3分3回戦(延長1R) TENKAICHI KICK ルール
◎廣虎[ヒロト](ワイルドシーサー沖縄/WPMF世界スーパーウェルター級9位、WPMF日本スーパーウェルター級王者、WPMF日本ミドル級王者)
×トム・サントス(ブラジル/チーム・ブラジリアンタイ/ファイトドラゴン70kg級王者)
KO 2R 0分53秒