【9月13日「TENKAICHI 77」公式試合結果】第8試合 セミファイナル (2015/09/14)
現在、勇児が持つINNOVATIONフライ級王座への挑戦権を賭けた試合、
完全なアウェーを承知で乗り込んできた名門・橋本道場きってのホープ、
岩浪悠弥は、鋭い才気を残暑の沖縄で爽やかに溢れさせて涼やかに登場。

群馬から沖縄に移り住み10年近くが経つローズにとって最早ホームタウンとなった
沖縄興行のリングで気合十分のローズは、自身の格闘技入門のルーツとなった
カンフーへの愛着を込めて初のヌンチャクパフォーマンスを披露しながら入場。

ゴングと共に動き出した両者の鋭く正確な動きは、
この試合が群を抜いた高レベルであることを速やかに観客に伝え、
緊張感に包まれる。

第1ラウンド、距離感が抜群だがアウトボクシングに終始してしまうこともある岩浪が、
ローズの全身を当然のように受け流しにかかるが、
時として思い左ミドルキックの直撃を構うことなく右ストレートで迎え撃つなど、
これまでと打って変わった攻撃性を見せる。

第2ラウンド、岩浪の変化をむしろ歓迎するように打ちに出るローズが
そのまま首相撲に入るが、岩浪も負けておらずまったく譲らない。
しかし、そんな端正な攻防を打ち砕くように強引に繰り出す
ローズの左右のラフな肘打ちが当たり優勢。
ベテランの引き出しの多さを見せたローズの強さが光る。

第3ラウンド、良い流れを拡大しようとアクティブさを増してプレッシャーをかけるローズの
思惑を突き刺すように砕くのはノーモーションでロングレンジも
ショートも使い分けた岩浪の右ストレート。
初回から積極的な試合だが、両者の手数は増え続けていく。
そんな中、「肘打ちならローズ」の雰囲気がありながら、
岩浪が左振り下ろし縦肘の高難易度技で額のカットに成功。
流血もありすぐにドクターチェックが入る。
傷は小さいが深さがありそうながら試合再開。
ローズは、奪われたであろうポイントを取り返そうとしたか、
やや粗い動きになるのを構わず攻めに入るが、
岩浪の最もパラメータの高い防御力にほとんどを無力化される

第4ラウンド、勝負所で気合の入るローズに岩浪のノーモーションパンチと
速く鋭いやはり距離を使い分けた左右のキックがローとハイを織り交ぜながら放たれ、
そこを強引にローズが攻めて左ミドルキックや強引な肘打ちが掠ると
場内の応援団が湧いて声援を強めるが、ペースは岩浪。

第5ラウンド、勝ちに行くにはこれだと腹を決めたローズの動きに迷いはないが、
攻め気に逸る粗さを冷徹に岩浪のパンチやキックが差し込まれる。
ラスト1分を切るとリザーブタンクを空けたように岩浪がラッシュを仕掛け、
ローズが削られるようにしてコーナーに釘づけにされる。
ベテランの失速は明らかで、ホープの勢いは止まらない。
悲鳴の異様なローズへのコールが聞こえる中、試合終了。

判定はジャッジがラウンド採点までも完全に一致する47-49、
ユナニマスデシジョンで岩浪が勝利。
これにより今年12月12日のJAPAN KICKBOXING INNOVATION主催、
ディファ有明興行で王者、勇児に岩浪が挑戦する
INNOVATIONフライ級タイトルマッチが内定したこととなった。


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イベント名:TENKAICHI 77
主催:株式会社TENKAICHIプロモーション
会場:コザ・ミュージックタウン音市場
日時:2015年9月13日(日)
認定:JAPAN KICKBOXING INNOVATION

◎KOまたはTKO、TO勝ち
○判定勝ち
×負け
△引き分け
■ノーコンテスト


第8試合 セミファイナル INNOVATION次期フライ級(50.8kg)王座挑戦者決定戦 3分5回戦(延長1R) WBCムエタイルール
×ローズ 達也(ワイルドシーサー沖縄/INNOVATIONフライ級1位、TENKAICHI KICK バンタム級王者)
〇岩浪 悠弥(橋本道場/INNOVATIONフライ級3位)
判定0-3(47-49、47-49、47-49)