ワイルドシーサー コザ

MAキック山梨大会 vs伊藤尚編

MAキック山梨大会 vs伊藤尚編

2019年9月3日 56

アマチュア3戦目を終え、ある決断をします!

”そうだ!タイへ行こう!!”

このままじゃ一生勝てない気がして、強い選手は皆タイへ行っているので仕事を辞めてタイに行くことを決めました。

何人かに相談して反対の意見もありましたが、何故か分かりませんが、この時は何でも出来るような気がしてタイに行く準備を進めました。

この時、一番悩んだのが親にどのように伝えればいいかということ。

元々、キックボクシング自体も親に内緒で始めてプロになってからやっていることを親に伝えました。

辞めろとは言われませんでしたが、出来ればやってほしくないような感じでした。

そんな親に会社辞めてタイに行くなんて簡単には言えませんが、この時は変な自信があってスパッと言えそうな気がしました。

しかし、いざ親にそのことを告げようとした時、今まで自分のことを育ててくれたことが走馬灯のように頭を過り、伝える前に自分が泣き出してしまいました。

こんなに自分勝手なことをして、親に対してとても悪いことをしているような気がして、スパッと言えませんでした。

でも、泣きながら自分の決意を伝えたところ母親には反対されながらも了承を得て、父親は何も言わず頑張ってこいと言っているような感じで自分の肩を2回叩きました。

これを告げたことで、すべてが吹っ切れて会社を辞めることを上司に伝え、プロ3戦目に臨みました。

相手は渡辺ジムの伊藤尚選手。戦績は4戦2敗2分だったと思います。

お互い勝ったことが無い選手だったので、負けられない試合でした。

1R、あまり覚えていませんが自分は左ミドル、相手はパンチという感じだったと思います。

お互い様子見でこのラウンドは終了。

2R、自分が不用意に前に出たところ相手の右ストレートをもらい下がらされたのを覚えています。

クラっとして一瞬防戦一方になって何とか首相撲で凌いだのを覚えています。

この時、完全にポイントを取られたと思い、次は最初から攻めました。

3R、相手の方が身長が低かったため膝で攻めて行きました。

離れたら左ミドルで、近くなったらパンチと膝!

相手も疲れている感じだったので、倒しにいったのですが、結局倒せず試合終了。

2Rにパンチで効かされたので、負けたと思いましたが、試合は1-0のドロー(1は自分)。

結局、今回も勝てなかったのですが、この時はタイに行くことを決めていたのでポジティブな気持ちでいっぱいでした。

 

次回、ムエタイ修行編

続く。。

 

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